JEWEL~4人の暗殺者に囲まれて~
「乙女、ここまできたらやり直しはきかない」
不安で肩をすくめている私を突き放すようにそういう翔…
翔がこんな低い声で冷たく話すのは今が初めてだった
それだけこの仕事は甘くないってことで、きっと翔もそれをいいたいんだと思う
「わかってるよ、もともと組織の時からやり直しなんて聞かなかったし、それに私覚悟はしてきたわ、」
「そっか、ならよかった!いくよ」
覚悟はしてきたという私の言葉にニコッと笑顔を見せて先に歩きだした翔の後を追う
なによ。
冷たくしたり優しくしたり、ほんとわかんない。読めないやつだ
「裏口から入るよはやく乙女」