彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
◆表もあれば裏もある!?ダブル『凛』の日常!!
あなたにとって、恋愛ってどんなもの?
僕にとって恋愛は・・・
「すごい。」
組まれたやぐらを見上げながらつぶやく。
それで隣にいたお方がさわやかに笑った。
「そうだろう、凛?なかなか、間近で見る機会はないもんな~?」
「はい!瑞希お兄ちゃん!」
ステキな笑顔を向けて下さるキュートなイケメンに、体がほてってしまう今日この頃。
みなさん、こんにちは!
僕の名前は凛道蓮。
幸せいっぱいを体験中の15歳です。
今日は、大好きな瑞希お兄ちゃんと一緒に、とある会場に来ています!
「サナちゃん1人かと思ったら、可愛い子をお供に連れて来たな~?」
「いいでしょう?自慢の弟っすよ。」
一緒にいたおじいさんに、そう言って答えるのは、正真正銘の美少・・・
「いや~可愛い可愛い『姉妹』だな!?わはははは!」
「『兄弟』って言って下さい。誰が女です・・・!?俺は男ですから・・・・!!」
あ、間違えた!
び、美少年です!美少年!
美少年じゃなくて、正真正銘の美男子!
美少女って年じゃない・・・美男子です!
「あと、可愛いもやめて下さいね・・・!?怒りますよ・・・・!?」
そう言って、お年寄りの発言に怒った笑顔で返すのが真田瑞希さん、20歳♪
バリスタ見習いの社会人です。
見た目、女の子と間違えるぐらい可愛いけど、カッコいいお方です!
サラサラヘアーでお肌もスベスベて、本当に愛くるしくて~
僕にとっては、お兄ちゃんのような存在で~それだけじゃないんですけどね、うふふ!
「はははは!怒るなって!冗談に決まってるだろう~?それで?今年も去年と同じでいいんだよな、サナちゃん?」
笑い飛ばして誤魔化す気さくなお年寄りに、瑞希お兄ちゃんもすねていた顔を戻しながら言った。
「えーと、少しだけ変えました。ドリンクの種類を増やしてます。」
「そりゃいいな!サナちゃんのところは、安くてうまいからな!今年の屋台でも、きっと人気だぜ!?」
「はは・・・・下手くそを値段の安さでカバーしてるんで、ギリギリっすよ。」
そう言って、冊子になっている資料を見ながら話す大人2人。
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