彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
「ほな、来週は桃山女学院の子らと合コンや~!みんな、おきばりやす~♪やで!!」
「けっ!凛道とラジオのために、一肌脱いでやるか?」
「しかたねぇなよ。凛道1人にも、ヤマトと2人にもできないからな。」
「うははは!それほどでも~あづは~ん!ゆうはん!」
「それが俺の呼び方かよ?」
「誰が晩飯だ、ボケ!!」
「凛さんのためとはいえ・・・自分、硬派なんで、凛さんをガードすることに努めたいと思います。」
「うはははは!ちなみにこの合コン、飲み食いは男が5000円以上はかかるところらしいでぇ~!財布、忘れたらあかんで~!」
「「「「「高っ!」」」」
「相手が桃山女学院の御嬢様ですからね・・・。」
(というか、私も男性料金で払わなきゃダメなのかな・・・?)
〔★当然である★〕
周りとは違った意味で、値段を気にしていれば、陽気な関西男子が言った。
「それで彼女が出来るなら、安いやんけー!」
「そ・・・そうだな。相手は最高級品・・・!」
「食い物みたいに言うな、秀!高価な単車だと思え!」
「それはそれで、下ネタにもつながるだろう、悠斗!」
「爆裂弾はいい気なもんだぜ。少しは凛さんをお守りをすることをなぁ~!」
「可児君、僕のことは良いから、食べることに集中してください。僕は顔合わせが済んだら、隙を見て離脱しますので。」
「なんでそうなるんだよ、凛!」
「合コンに集中しろよ、凛君!」
「そんなに嫌なのに参加するって・・・・」
「ケッ!よっぽど、ラジオ野郎が気に入ってんだろうなー?」
「嘘だー!凛さーん!!」
「うははは!あーはよう、あの子に会いたいわ!待ち遠しいで~!」
「あ。ねぇねぇ、ヤマト。合コンの話、瑞希お兄ちゃんになら、言ってもいいよね?」
「あかんて。」
こうして、人生初の合コンに、『男の子』として参加が決まりました。
〔★瑞希との時間が減った★〕
~表もあれば裏もある!?ダブル『凛』の日常!!~完~