彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
「わーってるって!烈司もモニカも伊織も皇助もサンキュー!」
「凛たんをなで続けながら言っても、説得力ねぇーぞ?」
「そうよ~みーちゃんてば、あたしへの思いやりが足りないんだから~凛ちゃん、モニカちゃんのところへおいで~!」
「その凛道から、瑞希へいくはずの愛情をわけてもらう気か、モニカ?やれやれ、どいつもこいつも集中力切れか?」
「わはははは!それなら一服入れようぜ!」
「それもそうだな。休憩入れようぜ。」
仲間の言葉を受け、瑞希おお兄ちゃんは私の頭を触る動きを止めた。
「オメーら、何飲む?いつものでいいか?」
「おう。」
「あたしも!」
「定番だ。」
「わはははは!酒!」
「皇助以外、いつものな?凛もいつもので言いか?」
「あ、はい!いいですけど・・・・」
「コラコラ!俺様には飲ませない気か!?」
「酒はダメだって言ってんだよ!」
叱り飛ばす瑞希お兄ちゃんの後についていく私。
それに気づいた瑞希お兄ちゃんが話しかけてきた。
「どうした、凛?違うのが飲みたいのか?」
「そうではなく、お手伝いします!」
(そうすれば、近くにいれるし・・・!)
瑞希お兄ちゃんの質問に下心もこめて言えば、にやりと笑って言われた。
「コーヒー入れるのはマスターの仕事だろう?スタッフは休んどけ。」
「は、はい・・・!」
うなずかずには、いられない笑顔。
「そうよん♪こっちへいらっしゃ~い、凛ちゃーん♪」
「わ!?」
見惚れていたら、背後からモニカちゃんに抱き付かれる。