お金か愛か~16歳男子の決断~
「惟智兄…何がバレたん?」
香耶が首を傾げて聞いてくる。
「えっと…」
俺は言葉につまった。
智柚に知られんのも嫌やったけど…柚香と香耶に知られんのも嫌やな…。
「なんか…聞かんほうがよさそうやね。香耶、惟智兄のことそっとしとこ?」
柚香が俺の様子を伺い言った。
柚香の小学生とは思えない気配りに少し驚きつつも、俺はうなずいた。
そうしてくれ…という感じで。
「ん~わかった!香耶、何も聞かへんっ!!」
手を耳に当てて言う香耶。
2人とも…いい子に育ってる…。
全然遊ばしてあげられへんのに…
構ってやれへんのに…
『寂しい』とかいうことを何一つ言わへん…。
でも…やっぱり寂しいよな?
遊びたいよな?
ごめんな…柚香…香耶…。
香耶が首を傾げて聞いてくる。
「えっと…」
俺は言葉につまった。
智柚に知られんのも嫌やったけど…柚香と香耶に知られんのも嫌やな…。
「なんか…聞かんほうがよさそうやね。香耶、惟智兄のことそっとしとこ?」
柚香が俺の様子を伺い言った。
柚香の小学生とは思えない気配りに少し驚きつつも、俺はうなずいた。
そうしてくれ…という感じで。
「ん~わかった!香耶、何も聞かへんっ!!」
手を耳に当てて言う香耶。
2人とも…いい子に育ってる…。
全然遊ばしてあげられへんのに…
構ってやれへんのに…
『寂しい』とかいうことを何一つ言わへん…。
でも…やっぱり寂しいよな?
遊びたいよな?
ごめんな…柚香…香耶…。