お金か愛か~16歳男子の決断~
すると…


え…?


歩莉がいきなり近づいてきて…俺の唇に柔らかいものが当たった。


「これでも…友達でいてほしい?」


これでもって…


今のまさか…


いや、まさかちゃう。


絶対…キスや…。


「うちは友達でいたくない…。」


歩莉…


「俺も友達でいたない…!」


俺はさっきとは違って…自分の意志で歩莉を抱き締めた。


「惟智…うちも好き…」


「俺も…」





俺たちはそのあと、


照れくさいけど…


手を繋いで歩莉の家まで行った。


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