お金か愛か~16歳男子の決断~
高級車で登校するのが当たり前みたいで、その迷惑にならんように田舎に出来たとか。
そこなら歩いて10分かそこらで行けるけど…私立やしな。
1番近い公立は…電車に乗らなあかん。
田舎やし近くに公立はないんやな、これが。
ほんまどうしよ。
智柚はなんも考えてへんやろうし…。
「家のこと考えて公立の翠川か?」
翠川とは1番近い公立。
「んー電車賃かかるし…微妙。でも翠川しかないやんなぁ。」
「智柚はなんて言ってるん?」
俺は「さぁ」とだけ答えた。
やっぱり第1は翠川やな…うん。
「智柚のことやしなんも考えてへん気がするなぁ…。うん、智柚やしな…。」
「何が『智柚やし』…や!!うちだって考えてるっつーの。」
は!?
「ち…智柚!!」
都希が驚いた声を出す。
そこなら歩いて10分かそこらで行けるけど…私立やしな。
1番近い公立は…電車に乗らなあかん。
田舎やし近くに公立はないんやな、これが。
ほんまどうしよ。
智柚はなんも考えてへんやろうし…。
「家のこと考えて公立の翠川か?」
翠川とは1番近い公立。
「んー電車賃かかるし…微妙。でも翠川しかないやんなぁ。」
「智柚はなんて言ってるん?」
俺は「さぁ」とだけ答えた。
やっぱり第1は翠川やな…うん。
「智柚のことやしなんも考えてへん気がするなぁ…。うん、智柚やしな…。」
「何が『智柚やし』…や!!うちだって考えてるっつーの。」
は!?
「ち…智柚!!」
都希が驚いた声を出す。