いつもの場所
6. 思わぬ出会い
月日は流れ、あれから5年が経とうとしていた。
この日は女子会と称し、仲良し4人で食事をしていた。顔もほとんど覚えられたであろうデニーズの店員は相変わらず愛想が悪い。
「実はさ…結婚決まりました!!」と頬を赤らめながら朱美は恥ずかしそうに伝えた。
「まじで~!!おめでとう」
「でもさ、私正直今日いきなり朱美が召集するからちょっとそうなのかなって思ったよ。でも、本当におめでと。色々あったもんね…」
「まぁまぁ過去の話は置いといて、私実際祐介さんとの馴れ初め知らないなぁ。教えてよ?」と興味津々でネムの目はキラキラしている。
「本名は石田祐介さん。仕事は警察官で出合いは…あまりいい話じゃないけどきく?」
「警察官?石田祐介…」と絵里が呟くと、ネムは「知り合い?」と聞いた。
「いや、なんか聞いたことあったけど多分勘違いかな。」と答えると、3人は「早く早く!」と朱美に続きを急かした。
そう、警察官の石田とは賢太郎が朱美の父親の金を盗んだときに担当だった誠実な彼だった。
当時の一部始終を話終え、3人はそんな地獄のような話を黙って聞くはずがなかった。
月日は流れ、あれから5年が経とうとしていた。
この日は女子会と称し、仲良し4人で食事をしていた。顔もほとんど覚えられたであろうデニーズの店員は相変わらず愛想が悪い。
「実はさ…結婚決まりました!!」と頬を赤らめながら朱美は恥ずかしそうに伝えた。
「まじで~!!おめでとう」
「でもさ、私正直今日いきなり朱美が召集するからちょっとそうなのかなって思ったよ。でも、本当におめでと。色々あったもんね…」
「まぁまぁ過去の話は置いといて、私実際祐介さんとの馴れ初め知らないなぁ。教えてよ?」と興味津々でネムの目はキラキラしている。
「本名は石田祐介さん。仕事は警察官で出合いは…あまりいい話じゃないけどきく?」
「警察官?石田祐介…」と絵里が呟くと、ネムは「知り合い?」と聞いた。
「いや、なんか聞いたことあったけど多分勘違いかな。」と答えると、3人は「早く早く!」と朱美に続きを急かした。
そう、警察官の石田とは賢太郎が朱美の父親の金を盗んだときに担当だった誠実な彼だった。
当時の一部始終を話終え、3人はそんな地獄のような話を黙って聞くはずがなかった。