いつもの場所
4. それぞれの日々
直樹が出国してから3ヶ月が経つ頃、徐々に二人が唯一繋がっているメールも途絶え始めた。
彼もエチオピアでの生活に慣れ忙しさに毎日追われ、ネムは新しく始めた仕事も板につき、寂しさを紛らわしているうちにだんだんと直樹のいない生活に慣れていった。
「今日暇な人ー?」
ネムが絵里、朱美そして凛々子にメールした。
「空いてるよ~!久々にデニーズ集合する?」
「するする~!」
と絵里に続いて朱美も返事をした。
「ごめん、今日は部活の飲み会っ!」
と、凛々子。
そして数時間して3人だけの女子会が始まった。
後に直樹との事を知った朱美と絵里だったが、二人ともその話には一切触れなかった。
「あ~なんか楽しいことないかなぁ。イケメンにハンカチ拾ってもらったりさぁ。」
「ははは、ないない!」と絵里は笑った。
顔色を伺うように朱美はネムの顔を覗いた。そして思いきって直樹の事を聞いてみた。
「でさ…どうなのよ直樹とは。」
なんのためらいもなくネムは答えた。
直樹が出国してから3ヶ月が経つ頃、徐々に二人が唯一繋がっているメールも途絶え始めた。
彼もエチオピアでの生活に慣れ忙しさに毎日追われ、ネムは新しく始めた仕事も板につき、寂しさを紛らわしているうちにだんだんと直樹のいない生活に慣れていった。
「今日暇な人ー?」
ネムが絵里、朱美そして凛々子にメールした。
「空いてるよ~!久々にデニーズ集合する?」
「するする~!」
と絵里に続いて朱美も返事をした。
「ごめん、今日は部活の飲み会っ!」
と、凛々子。
そして数時間して3人だけの女子会が始まった。
後に直樹との事を知った朱美と絵里だったが、二人ともその話には一切触れなかった。
「あ~なんか楽しいことないかなぁ。イケメンにハンカチ拾ってもらったりさぁ。」
「ははは、ないない!」と絵里は笑った。
顔色を伺うように朱美はネムの顔を覗いた。そして思いきって直樹の事を聞いてみた。
「でさ…どうなのよ直樹とは。」
なんのためらいもなくネムは答えた。