いつもの場所
ようやく繋がれた二人だったが、若林は一晩中光っていたネムの携帯が目障りで仕方なかった。



1時間もしてようやくコーヒーで目覚めた二人だったが、若林はたまらなくりネムにさりげなく聞いた。



「珍しく夜中じゅう携帯のランプついてたけど、大丈夫?誰か急用とか。」



若林は気になっていることを悟られまいと、最大限の平然を装った。



「あれ、本当だ。誰かな…」



とメールボタンを押したとたんネムは動きが止まった。そんな彼女を見て若林は根拠のない胸騒ぎがした。
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