いつもの場所
「今さ仕事で労務管理担当してもらってる児島さんって人がいるんだけど、すっごい紳士なのぉぉ」
「この不倫妻め!」とネムは一喝した。
「結婚してても子宮をうずかせる事は大切なんだから!!結婚して子供がいたって私はずっと女現役でいたいのよ」
「で、どんな人なの?」「どうせいつもの変なインテリってとこでしょ?」
そんなヤジが飛ぶ中すかさず会社のホームページから彼の写真を見せた。
「どう?!イケメンでしょ~」
「…。あ~見て損した。やっぱいつもの感じじゃん!」「凛々子趣味悪っ!」
そう騒ぎ立てる彼女たちに数人の男たちが近寄ってきた。
「あの~一緒に飲みませんか?」
4人は目を合わせた。
『ナ、ナンパ!』
最初に躊躇なく返事をしたのは、営業職で男に免疫のある凛々子であった。
「ん~どうかな。みんなどう?」
「みんなが良ければいいけどぉ」と声のトーンが高くなったネムが答えた。
絵里と朱美はニコニコと上品そうに背筋を伸ばして座っているだけだった。
男女分け隔てなく会話ができる凛々子に頼った形でその晩は過ぎていった。
サバサバしながらも一定の距離を保ち続ける凛々子、少し打ち解けると一番テンションの高くなった絵里、官能的であるがたまに辛口で刺すネム、口を手で覆い上品に笑う朱美、4人の男の前での性格が露になったひと時であった。
「この不倫妻め!」とネムは一喝した。
「結婚してても子宮をうずかせる事は大切なんだから!!結婚して子供がいたって私はずっと女現役でいたいのよ」
「で、どんな人なの?」「どうせいつもの変なインテリってとこでしょ?」
そんなヤジが飛ぶ中すかさず会社のホームページから彼の写真を見せた。
「どう?!イケメンでしょ~」
「…。あ~見て損した。やっぱいつもの感じじゃん!」「凛々子趣味悪っ!」
そう騒ぎ立てる彼女たちに数人の男たちが近寄ってきた。
「あの~一緒に飲みませんか?」
4人は目を合わせた。
『ナ、ナンパ!』
最初に躊躇なく返事をしたのは、営業職で男に免疫のある凛々子であった。
「ん~どうかな。みんなどう?」
「みんなが良ければいいけどぉ」と声のトーンが高くなったネムが答えた。
絵里と朱美はニコニコと上品そうに背筋を伸ばして座っているだけだった。
男女分け隔てなく会話ができる凛々子に頼った形でその晩は過ぎていった。
サバサバしながらも一定の距離を保ち続ける凛々子、少し打ち解けると一番テンションの高くなった絵里、官能的であるがたまに辛口で刺すネム、口を手で覆い上品に笑う朱美、4人の男の前での性格が露になったひと時であった。