いつもの場所
2. 公園で
「迎えに来てくれてありがとう。今日はどこに行こう?」
キラキラした眼差しで絵里が裕也に問いかけた。
裕也の車は少し派手なので近所の目が気になってはいたが、そんなことより彼氏ができた喜びと、大好きな裕也が迎えに来てくれる事が嬉しかった。
「ん~特にないよね。ま、いつもの場所でいっか。」
「え~今日も?」
「なんだよ、嫌ならもう送ってくよ。」
「ごめんごめん、嫌じゃないよ!今日は勝てるといいね。」
そう、二人が向かった先は『マルマン』。パチンコ屋だった。
「ちょっとコンビニ寄るわ。絵里、いつもの買ってきて。」
「うん、わかったよ。」
明るく答える絵里。
パワーバランスに明らかな偏りがあったが、それでも彼に頼られていると思うと全く嫌な気はしなかった。
それに彼とはまだ手も繋いだことがない。偶然彼のシャツの袖に触れるだけでドキドキが止まらなかった。
夕方、裕也の機嫌は上々。先日はかなり大金をすってしまって機嫌を直すのに一苦労した。
珍しく夕飯を奢ってくれると言われ絵里は心踊らせた。そして絵里になんの相談もなく入った店は牛丼屋だった。
絵里はそこがどんな高級店かファストフード店かなんてどうでもよかった。
機嫌がいいことも嬉しかったし、なにより大好きな裕也と長い時間一緒にいられることが至福の時だった。
「迎えに来てくれてありがとう。今日はどこに行こう?」
キラキラした眼差しで絵里が裕也に問いかけた。
裕也の車は少し派手なので近所の目が気になってはいたが、そんなことより彼氏ができた喜びと、大好きな裕也が迎えに来てくれる事が嬉しかった。
「ん~特にないよね。ま、いつもの場所でいっか。」
「え~今日も?」
「なんだよ、嫌ならもう送ってくよ。」
「ごめんごめん、嫌じゃないよ!今日は勝てるといいね。」
そう、二人が向かった先は『マルマン』。パチンコ屋だった。
「ちょっとコンビニ寄るわ。絵里、いつもの買ってきて。」
「うん、わかったよ。」
明るく答える絵里。
パワーバランスに明らかな偏りがあったが、それでも彼に頼られていると思うと全く嫌な気はしなかった。
それに彼とはまだ手も繋いだことがない。偶然彼のシャツの袖に触れるだけでドキドキが止まらなかった。
夕方、裕也の機嫌は上々。先日はかなり大金をすってしまって機嫌を直すのに一苦労した。
珍しく夕飯を奢ってくれると言われ絵里は心踊らせた。そして絵里になんの相談もなく入った店は牛丼屋だった。
絵里はそこがどんな高級店かファストフード店かなんてどうでもよかった。
機嫌がいいことも嬉しかったし、なにより大好きな裕也と長い時間一緒にいられることが至福の時だった。