いつもの場所
しかし…先週連絡もせずにドタキャンをしてから一度も連絡をしていたかったことに気付き、戸惑った。
とにかく母の怒りを静めなければと小走りで図書館を出た。
「絵里!あなた今どこにいるの?」
「お母さん、返事してなくてごめん。今は図書館よ。勉強してたの。」
「そう、ならよかったわ。でも連絡ぐらいくれなくちゃ。」
「そうね、本当にごめんなさい。」
電話を切った後、すぐに朱美の名前を検索した。
絵里にとって朱美が一番話しやすかった。
というのも、凛々子は結構野生的カンが働くし、ネムは論理的なことを言われれば返す言葉もなくなる。
だから一番「ウソ」の通りやすい朱美を選んだ。
そしてあっさりと謝罪と明日のお願いをして電話を切った。
絵里の中に小さな罪悪感があったものの、裕也には門限があることは口が裂けても言えなかった。
理由は…絵里自身でもよくわからない。
とにかく母の怒りを静めなければと小走りで図書館を出た。
「絵里!あなた今どこにいるの?」
「お母さん、返事してなくてごめん。今は図書館よ。勉強してたの。」
「そう、ならよかったわ。でも連絡ぐらいくれなくちゃ。」
「そうね、本当にごめんなさい。」
電話を切った後、すぐに朱美の名前を検索した。
絵里にとって朱美が一番話しやすかった。
というのも、凛々子は結構野生的カンが働くし、ネムは論理的なことを言われれば返す言葉もなくなる。
だから一番「ウソ」の通りやすい朱美を選んだ。
そしてあっさりと謝罪と明日のお願いをして電話を切った。
絵里の中に小さな罪悪感があったものの、裕也には門限があることは口が裂けても言えなかった。
理由は…絵里自身でもよくわからない。