大切な人へ

イタタタ…

ゆっくりと目を開ける
背中も腰も…あちこち痛い


やっと起き上がると布団が自分にかけられていた

隣のベットの上にはスヤスヤ眠る愛しい人

これ...かけてくれたの?



8月は朝でも暑くてエアコンをつける

軽くストレッチをして朝食の準備をする



冷蔵庫を覗くとハム、レタス、卵、玉ねぎ…
サンドイッチとオニオンスープに決定!


ジューッと玉ねぎを炒めたり換気扇も回ってる

音で起きちゃうかな?




振り返るとごそごそと動いていた
一旦火を止めてまた観察 笑



んーーって言いながら頭が上がった
でも目は閉じたまま…
こっちを向いて目が開いていく


『おはようございます』

クスクス笑いがとまらない


パチパチと瞬きをしてだんだん目が覚めてきた?

「おはよ…ございます…」

もー…可愛すぎ‼



「えっと…昨日寝ちゃってごめん
ベットも取っちゃって」

『大丈夫ですよ』

ニヤニヤしながら答える

『途中で起きたんですか?
布団かけてくれてありがとうございます』

「いや…こちらこそ」

もごもごと話す彼が可愛いくて仕方ないよ


『2人分朝食作ってますけど
お風呂どうしますか?』

「あぁ…じゃ帰って入ってこようかな」


そう言ってノロノロ部屋を出て行った

終始彼の言動にキュンキュンの私は
朝食を仕上げたのであった

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