ラブ パラドックス
「ベッドのお前いやらしすぎる」
「やだ、そんなこと言わないでよ」
やらしすぎるって!
でも、そうさせるのは夏目くんだよ。
なにもかも制御不能になるのは、夏目くんのせいなんだから。
そのあとの言葉を待ったものの、なかなか聞こえない。
おかしいな、と思い顔をもたげると、グイと顔を抱きしめられる。
まるで、こっち見るなって言ってるみたい。
「明日中村と飲みに行くから」
「了解です」
「なんだその事務的な返事」
むむ。ほかになんと返事をすれば。
夏目くんの腕から脱し、ベッドにうつ伏せ両肘をつく。
こっちを向いて寝ころんだままの夏目くんを、斜め上からじっと見つめる。
「お前とこうなったこと、あいつに教えてやらないとな」
「あ、うん」
そっか。
中村くん、湊さんと夏目くんの間で板挟みだったって…
「やだ、そんなこと言わないでよ」
やらしすぎるって!
でも、そうさせるのは夏目くんだよ。
なにもかも制御不能になるのは、夏目くんのせいなんだから。
そのあとの言葉を待ったものの、なかなか聞こえない。
おかしいな、と思い顔をもたげると、グイと顔を抱きしめられる。
まるで、こっち見るなって言ってるみたい。
「明日中村と飲みに行くから」
「了解です」
「なんだその事務的な返事」
むむ。ほかになんと返事をすれば。
夏目くんの腕から脱し、ベッドにうつ伏せ両肘をつく。
こっちを向いて寝ころんだままの夏目くんを、斜め上からじっと見つめる。
「お前とこうなったこと、あいつに教えてやらないとな」
「あ、うん」
そっか。
中村くん、湊さんと夏目くんの間で板挟みだったって…