ラブ パラドックス


年下の幼馴染が、ついに本気の恋をしたようだ。


今までの凛子の恋愛遍歴はそこそこ知っている。高校生の時の初彼氏の時は、初デート、ファーストキスから初体験の結果や感想を聞かされたものだ。懐かしい。


「それと…陽さ、ご実家に仕送りしてるみたいなの」

「へーえらいじゃん」

「昔水泳で凄かったらしいって前話したじゃない?」

「ああ」

「偶然聞いちゃったんだけど、遠征費用とかかなりかかってて家計のやりくりが大変だったみたいで。お母さんがもうこれからは自分のために貯金しなさい。同棲するなら引っ越し代も必要でしょって」

「同棲?」

「うん。昨日も不動産屋行って2カ所内覧してきたよ」


は?

思わずコテを持つ手が止まる。おっと、凛子の綺麗な髪の毛が焦げる。

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