ポンコツ同盟

そのあとも、樋口はまじ失礼なやつだった。

3人に差し入れと思って、お菓子とジュースを持っていくと、勉強している哲兄と荒川くんと、ベッドに寝転んで漫画を読んでいる樋口。

「これ、休憩にでも食べてください。」

「おお、ありがとう千里。」

「さすが笛木の妹気が利くなあ。」

「あ、そのお菓子好きなんだ。」

樋口は1番頑張ってないのに、1番にジュースとお菓子を手に取り、食べ始めた。

くそ。私は哲兄と荒川くんに持ってきたのに。

下に降りて拓兄に報告。

「クソ野郎だな樋口。」

< 100 / 377 >

この作品をシェア

pagetop