ポンコツ同盟
13、荒川大地という男
荒川大地、高校1年生。
俺の隣の席は、ある意味問題児、樋口幹生だ。
成績は優秀だが、なんせ空気が読めない。余計な一言が多い。
そのため、よく周りの人間を怒らせ、敵を作っている。
俺は中学一年のときから、ずっと彼と同じクラスで、それからずっと彼と友達だ。軽く彼のお世話係みたいにもなっている。
みんなから「よくあんなやつといつも一緒にいられるよな。」とか、「あいつといて腹立たないとか荒川すごいな。」とか、「なんであいつと友達でいられるんだ?」とか、彼に対して否定的なことを言われるけど、
あいつは俺の恩人だったりする。