ポンコツ同盟

「ふふ。どのような問題かは聞きませんが、考えすぎも良くないですよ。今日は残業せずに早く帰って、いっぱい食べて、いっぱい寝てください。そしたら何かいい解決策が閃くかも。」

「…ありがとうございます。」

「いつも笑顔の都築先生が暗い顔をしていたらみんな心配しますからね。煮詰め過ぎないように。」

相良先生に言われた通りに、今日は残業はしないで帰った。帰りに大好きなハンバーガーチェーン店に入る。普段は生徒に出会いそうだから極力避けているのだけど、今日は好きな物を食べると決めた。

うちの学校の生徒がいないか見渡したが、見当たらなかったため、ほっとしながらカウンター席に座る。

大好きなハンバーガーとポテトとコーラを口に入れて、ジャンクフードの美味しさに頬が緩む。

何も考えずに食べていると、男子高校生3人が近くの席に座った。ドキッとしたが、うちの学校の制服ではない。ただ、弟の高校の制服だ。知った顔ではない。

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