ポンコツ同盟
「なんでこんなところにいるの?」
この公園は俺の下宿先の近所であって、実家からは車で2時間弱のところだ。まあまあ遠い。
「ああ。隣のグラウンドで、友達の弟のサッカーの試合やってるんだよ。それについてきた。」
「そっか。」
みっきーは俺の横に腰掛ける。
「僕、翔喜くんの大学目指すことにしたよ。」
「まじか!お前なら余裕だろうな。」
「でも、僕が入学する年には翔喜くん卒業してるね。」
「そうだな。でももしかしたら留年してるかもよ。」
「おじさんとおばさんに怒られるよ。」
「…それはやばい。」
「翔喜くん、ギター続けてたんだ。」
「…ああ。」
「翔喜くんのギター好きだな。懐かしい。」
昔よくクラスメートと一緒に公園で遊んでいた。みっきーも俺と一緒に俺の友達に混ざって遊んでいた。