ポンコツ同盟
「いたぞ!あの男だ!」
先生たちに見つかってしまった。
「やっば。じゃあね、明希ちゃん。」
幹ちゃんは窓から逃げていった。
「今の男は誰だ野上!知り合いか!」
「うっううっうぅう…」
「え、どうした野上。怖かったのか?」
「うわああぁぁぁあぁああん!」
「怖かったなあ。誰か!野上を保健室に!」
泣き止まない私を保健室に連れて行こうとする先生。
「うわっ。なんだこの飴は。」
「それ全部私のですぅ…」
「わかった、ちゃんと拾っとくから、保健室行け。つかケーキもあるし。」
「ケーキも私のお!」
「わかった!わかったから早く行け!」
抱えられるようにして保健室に向かう。
来年の誕生日は笑えそうだ。