ポンコツ同盟
「君こそ、ここで何してたの?」
「へ?」
「僕より君の方が危なく見えた。」
男の子は手すりに頬杖をつきながら聞いてきた。
「進路にね、悩んでて、いっそ死んだら何も考えなくていいのかなとか思ってた。」
「うわ。物騒。」
「だよね。」
「君何年?」
「3年。」
「それはやばいね。」
「だよね。あなたは何年?」
「1年。」
「まだ余裕だね。」
「でも先生は1年の時から進路は決めとけって言ってたよ。」
「まじか。私ダメダメじゃん。」
「だね。」