ポンコツ同盟

それから俺は、今まで以上に勉強するようになった。

クラスでトップは当たり前。

しかし、次のテストも学年では2位だった。

むかつくむかつくむかつく。

なんで努力してる俺があんななんもしないやつに負けるんだ。

勉強は裏切らない。今までそう思っていたことが間違いだと突き付けられた。

どんなに頑張ったって、どんなに一生懸命努力したって、才能あるやつには敵わない。

「お前またトップだったんだ?あんだけ授業サボってんのになー。」

「僕天才だからね。」

男子生徒2人が廊下を歩いている。荒川と…樋口だ。

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