《短》森田の女嫌いも何のその。
「いつから私のこと好きだったの?」
「……気付いたのは、昨日。」
「遅っ。」
「逆にお前はいつからすきだったわけ?」
「1年の時、ギプス包帯巻いてボール磨きしてた時から。」
「はぁ?…もっとかっこいい時に惚れろよ。」
「かっこいいよ、森田はいつも。」
私にとっての森田はいつも、これでもかってくらいむだにかっこいい。
授業中の居眠りですら、周りには星がキラキラ飛んるんじゃないかってくらい。
───スタメンイレブン背番号11。
森田朔。
「……あー、もう/////」
私の彼氏は意外に照れ屋で。
そんなところも好きだな…なんて思っている私は、勝利の女神。
《END》