下村係長と同期の榎本くんの、シェア彼女…!?
痛む頭を抱えて3階、自分のデスクに着くと付箋のメモ。
『午前営業。昼、公園』
と、まるで暗号のような漢字だけが並んでいた。
まだ酔いと眠気が残ってるせいで小さなあくびをこらえきれずに目尻が潤む。
だけどお昼はまた係長とお陽さまの噴水公園、それだけで頑張れそうな気がした。
気合いと二日酔い解消のお水を買いに自販機へ向かおうとお財布を持って席を立つと、
「君が阿藤さん?」
突然降った呼びかけに視線を上げる。
目の前には眼鏡をかけたインテリ風紳士がわたしに向かって首を傾げていた。
「あの…?」
「監察の森です。少しお話を伺わせていただきたいのですが」
「あ、ハイッ」
「監察室へお越しいただけますか?」
「えっと…少し待ってください。メモ、メモ…」
係長が早く戻って来たらと、わたしは付箋に「監察室へ行ってきます」と書いて、係長のパソコンに貼り席を立ち、森さんの後をついて8階へ。
『午前営業。昼、公園』
と、まるで暗号のような漢字だけが並んでいた。
まだ酔いと眠気が残ってるせいで小さなあくびをこらえきれずに目尻が潤む。
だけどお昼はまた係長とお陽さまの噴水公園、それだけで頑張れそうな気がした。
気合いと二日酔い解消のお水を買いに自販機へ向かおうとお財布を持って席を立つと、
「君が阿藤さん?」
突然降った呼びかけに視線を上げる。
目の前には眼鏡をかけたインテリ風紳士がわたしに向かって首を傾げていた。
「あの…?」
「監察の森です。少しお話を伺わせていただきたいのですが」
「あ、ハイッ」
「監察室へお越しいただけますか?」
「えっと…少し待ってください。メモ、メモ…」
係長が早く戻って来たらと、わたしは付箋に「監察室へ行ってきます」と書いて、係長のパソコンに貼り席を立ち、森さんの後をついて8階へ。