君達と、出会えて。
『羽音ちゃんが、知らない奴らの前で』
来季が声に出した。
『どおいうことだよ?』
『言っていいのか?』
来季は気にしているようだ。
『あぁ。』
それだけを言って俺は煙草を吸い始めた。
来季は、メンバーに羽音の過去を話していく。
両親は幼い頃に亡くなっていること。
中学1年の頃に、レイプされかけた事。
そこから、男が嫌いな事。
そして、知らない男の前では絶対に
俺らが居ても寝ないこと。
それを伝え終わると
皆が、羽音の傍に来て頭をなで始めた。