君達と、出会えて。

『お前、死にてぇの?』

『え?』

さっきまで座ってた所に
知らない男の子が立っていた。
彼の瞳は何も写して居なかった。

『死にてぇのか聞いてる。』

『死ねるなら死にたいわ。』

『そうか。』

何?この人。
聞いといて何?その反応。

『貴方は、生きててたのしい?』

私は彼にそう訪ねると
意識が遠のいていき
海の中へ沈んで行った。

このまま死んでしまえたら
嬉しいな。


そこで私は意識を手放した。


☆end☆
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