君達と、出会えて。
『羽音?』
『ごめんなさい。ごめんなさい。』
『おい。羽音。』
『私がいけないんだよね。』
そう。すべて私のせい。
バシッ。
頬がいきなり叩かれた。
前を見るとソコにいたのは
響くんだ。
いつもは、喧嘩以外人に手をあげない。
『ひ、びきくん?』
『羽音さぁ、何を勘違いしてんの?
謝らねぇといけねぇのは俺らだ。
羽音は、何も悪くねぇよ。』
『でもっ』
『そうだよ?はーちゃん。
はーちゃんはいつも悪くなんかない。
俺達がいけなかったんだよ。』
『そうだぞ。羽音!
お前は俺らの大切な女なのに
俺らは信じてやれなかった。ごめんな』
『羽音ちゃん。ごめんね。
羽音ちゃんを傷つけて。』
『悪かった。羽音。
だから、頼む。戻ってきてくれよ。』