君達と、出会えて。

『おい。』

『、、、』

『お前、無視してんなよ』

何?この人もしつこいんだけど。
今日は、とことんついてない。

とりあえず、私は触られたくなくて
口を開いた。

『触らないで。』

『あ”?』

『私に、気安く触らないで。』

『なんだよそれ。』

彼は納得はしてくれてはいないが
肩から手を離してくれた。

そもそも、この人は本当に
誰なんだろうか。

『助けて貰った事は感謝してます。』

『あ、あぁ。』

『それでは、私は帰るので』

『待てよ。』

『さようなら。』

それだけを告げてその場を
後にしたのだ。
< 5 / 48 >

この作品をシェア

pagetop