君達と、出会えて。

『なんでいきなり人を探してんだ?』

『さぁ。大切な人らしい。総長の。』

マジかよ。あの鬼の総長の大切な人?
ヤベェ。信じらんねぇ。

『あの人にも、そんな相手が居たんだな。』

俺はそう言って、見回りを再開した。

すると、ベンチの所でオッサンと
女が話している。

『あれ援交?』

流輝は、物凄く冷めた目で女を見ていた。
こいつの闇はデカすぎるから
仕方ないけど。

『とりあえず言ってくる。』

『あぁ。』

女が絡んでいるとやっぱりキツイよな。
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