死神さん
異端審問会・・・死神界において絶対的な権限を持ち、ルール違反者や地上界において絶対秘密主義の死神界の検疫を守る法的機関、どうやらこの死神はその機関の下っ端の下っ端らしい
「無理だ・・・」
へっぽこな死神1人ならなんとかなったかもしれないけど今度は絶対無理な気がする
だって解説がやばいもん
「なあなんとかならないのかよ!!」
「私だって色々考えたわよ、だからまだ意地汚くこの部屋にいるんじゃない」
・・・おいこらこの死神めとんでもない厄災だな
だめだ・・・もう確実にだめだ
これ以上にない感じだ
くそぉまだまだやりたいこといっぱいあったのになぁ〜〜
あんなことやそんなことや・・・
頭のなかでいろいろ考えてみる
「・・・・・・・・・」
あれ??不思議とそんなにでてこないもんだな
「うーんやっぱおかしいわ。普通あんなに簡単に魂が調子を取り戻すことなんてないもの・・・
ねえ、ちょっともう一回挑戦させて」
ちょっと一杯どう??みたいな口調で聞いてくる彼女
「やかましいわ!!」
・・・でも死ぬのはごめんじゃい!!
くそダメだ・・・どうしても何も思いつかない
ほんとに俺の人生、これで終わりなのか?
いかんこれではだめだ・・・まずは外でもに出て新鮮な空気を吸おう
玄関をでて外にでるともう夜になっていた
そういえば今日母ちゃん夜遅いっていっていたな
どうしよう・・・こんなこといってもどうせ信じちゃくれないだろうなぁ
「俺あと数時間で死んじゃうんだ・・・」
夜空をみていていたら急に冷静な思考がきた
「ありえないありえねぇよこんな事って・・・」
齢17のオレにはキツすぎる・・・とても対応し切れない
結局何も思いつかず家の中に帰る
部屋に戻ると死神は相変わらず布団にくるまっていた・・・
「どこ行ってたの??」
・・・彼女はフトンから顔をのぞかせて質問してきた
「べつに・・・外の空気を吸ってきただけ」
もうダメだ、どうしようもない
あと数時間で俺が最後にできることを考えよう
俺が最後にできること・・・
翔馬にあの時言えなかったこと
ナナにいつもは言えない感謝の言葉
こういう時ほどいろいろ思い浮かんでくるもんだ
でもほんとにこんなことでいいのだろうか??
俺が17年間積み重ねてきたこと
たったこれポッチの思い、それが今までの人生なのだろうか
今まで俺はなんて時間を無駄にしてきたんだ
くそっだめだ・・・またイライラしてきた
なんて堪え性がないんだ俺は
俺はまた部屋を出ようとした
扉を開けようとする、俺のブラウスを彼女は何故か引っ張っていた
「ねえ・・・一人にしないでよ」
そう言って彼女は全くオレの方をみず、あさっての方向を向きながら手で服を引っ張っていた
オレからみるその横顔は意外にもただ、ただ無表情で、そして美しかった、さっきの形相が嘘のようで、まるでお人形さんみたいだった
しかし、俺の服を掴むその手はガタガタと、震えていた
そこだけは鬼でも人形でも何でもなくただの子供がお化けに脅えるように
信じられないが俺はさっきまでこの死神に命を狙われていた
自分勝手だ・・・きっと彼女もそう思っているだろう
しかし、目の前の恐怖にとてもじゃないが耐えられないのだろう
彼女の手の震えはいっこうに止まる気配がなかった・・・
フフッハハハ!!・・・ハハハハハハ!!!!
彼女の姿をみて笑いが止まらなかった
なんだそんなに卑屈になる必要は無いさ
君は一方的に俺を襲ったつもりかもしれないがそうじゃない
俺は君と会ったときとても心がおどったんたんだ
君が俺を抱きしめたとき、それまで腐ってたものがすべて美しく見えたんだ
おあいこじゃないかこんなの
そうだよ・・・久しぶりなんだこんなヒリヒリした感情は
今こそ生きてるって実感する時間はない
生きてるときから死ぬことを考えてどうする
なんだよ急に弱気になるなよ
まだだ、まだ何も・・・終わっちゃあいない
・・・俺は彼女の手を強く握りしめた
「諦めるのはまだ早い・・・深夜までの残り時間できる限りのことをやろう」
「無理だ・・・」
へっぽこな死神1人ならなんとかなったかもしれないけど今度は絶対無理な気がする
だって解説がやばいもん
「なあなんとかならないのかよ!!」
「私だって色々考えたわよ、だからまだ意地汚くこの部屋にいるんじゃない」
・・・おいこらこの死神めとんでもない厄災だな
だめだ・・・もう確実にだめだ
これ以上にない感じだ
くそぉまだまだやりたいこといっぱいあったのになぁ〜〜
あんなことやそんなことや・・・
頭のなかでいろいろ考えてみる
「・・・・・・・・・」
あれ??不思議とそんなにでてこないもんだな
「うーんやっぱおかしいわ。普通あんなに簡単に魂が調子を取り戻すことなんてないもの・・・
ねえ、ちょっともう一回挑戦させて」
ちょっと一杯どう??みたいな口調で聞いてくる彼女
「やかましいわ!!」
・・・でも死ぬのはごめんじゃい!!
くそダメだ・・・どうしても何も思いつかない
ほんとに俺の人生、これで終わりなのか?
いかんこれではだめだ・・・まずは外でもに出て新鮮な空気を吸おう
玄関をでて外にでるともう夜になっていた
そういえば今日母ちゃん夜遅いっていっていたな
どうしよう・・・こんなこといってもどうせ信じちゃくれないだろうなぁ
「俺あと数時間で死んじゃうんだ・・・」
夜空をみていていたら急に冷静な思考がきた
「ありえないありえねぇよこんな事って・・・」
齢17のオレにはキツすぎる・・・とても対応し切れない
結局何も思いつかず家の中に帰る
部屋に戻ると死神は相変わらず布団にくるまっていた・・・
「どこ行ってたの??」
・・・彼女はフトンから顔をのぞかせて質問してきた
「べつに・・・外の空気を吸ってきただけ」
もうダメだ、どうしようもない
あと数時間で俺が最後にできることを考えよう
俺が最後にできること・・・
翔馬にあの時言えなかったこと
ナナにいつもは言えない感謝の言葉
こういう時ほどいろいろ思い浮かんでくるもんだ
でもほんとにこんなことでいいのだろうか??
俺が17年間積み重ねてきたこと
たったこれポッチの思い、それが今までの人生なのだろうか
今まで俺はなんて時間を無駄にしてきたんだ
くそっだめだ・・・またイライラしてきた
なんて堪え性がないんだ俺は
俺はまた部屋を出ようとした
扉を開けようとする、俺のブラウスを彼女は何故か引っ張っていた
「ねえ・・・一人にしないでよ」
そう言って彼女は全くオレの方をみず、あさっての方向を向きながら手で服を引っ張っていた
オレからみるその横顔は意外にもただ、ただ無表情で、そして美しかった、さっきの形相が嘘のようで、まるでお人形さんみたいだった
しかし、俺の服を掴むその手はガタガタと、震えていた
そこだけは鬼でも人形でも何でもなくただの子供がお化けに脅えるように
信じられないが俺はさっきまでこの死神に命を狙われていた
自分勝手だ・・・きっと彼女もそう思っているだろう
しかし、目の前の恐怖にとてもじゃないが耐えられないのだろう
彼女の手の震えはいっこうに止まる気配がなかった・・・
フフッハハハ!!・・・ハハハハハハ!!!!
彼女の姿をみて笑いが止まらなかった
なんだそんなに卑屈になる必要は無いさ
君は一方的に俺を襲ったつもりかもしれないがそうじゃない
俺は君と会ったときとても心がおどったんたんだ
君が俺を抱きしめたとき、それまで腐ってたものがすべて美しく見えたんだ
おあいこじゃないかこんなの
そうだよ・・・久しぶりなんだこんなヒリヒリした感情は
今こそ生きてるって実感する時間はない
生きてるときから死ぬことを考えてどうする
なんだよ急に弱気になるなよ
まだだ、まだ何も・・・終わっちゃあいない
・・・俺は彼女の手を強く握りしめた
「諦めるのはまだ早い・・・深夜までの残り時間できる限りのことをやろう」