叶わない恋。
カチ、カチ

足かせの音が響くなか,私は先ほど紹介され,高値で買われた女の子と同じ位置に立つ。


さっきの紹介をしていた,男が私をイヤらしい目で見ながら話し初めた。

"この世の物とは思えない美しさ…

俺がよだれが出そうだ。

この肌の白さ,この整った顔。"


そして,そこまで言い

男はニヤと笑うと



『俺が買いたいぐらいだ。』
と,言った。


顔が赤くなるのを感じた。



それに欲情されたのか,男は,ニヤリと笑う。

ここで,口答えをすると,

闇の暗い世界で,暮らさなければならなぃ。


私は奴隷だから。
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