風鈴亭と水底の歌
「ほらほら奏、余計なことを考えてると
いつまでたっても行けないぞ?」
うーん、頭を空っぽにして歌う…むずっ。
わたしは訳もわからず口を開いてみる。
「…よ…こそ…いのちの…れ…♪」
ん…?なんだこの歌…知らない。
いやわたしが歌ってるんだけど。
でもどっかできいたことある…?
そして、またあの感じ。
なにかが溢れてからだを包みこむような…。
というより、なにこれ…わたし、沈んでる?