風鈴亭と水底の歌

どうやら声は下のほうからするみたいだ。

って、ん?下??

わたしがおそるおそる下を向くと、

腕に抱えているもち太と目が合う。

ま、まさか…

「うわ、変な顔」

「も、もち太が、しゃべって…?」

「だってぼく、妖怪だし」

「ええええええええ!!!」

「あれ、知らないんだっけ」
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