風鈴亭と水底の歌
もち太はそういうと、わたしの腕から
ぴょん、と飛び降りる。
そして…ぽんっ!もくもくもく…。
謎のけむりの中から現れたのは、
小学校にあがりたてぐらいの小さな男の子。
「う、うそでしょお!?」
「嘘なんかじゃない。ぼくは化け猫のもち太。
あらためてよろしくとかいったほうがいい?」
そうだったんだ…。
てか、もち太なんかえらそーだな。
でももふもふの耳もしっぽも丸出しだし、
自分のことぼくって呼んでるけど。