風鈴亭と水底の歌
「ここからどうすれば妖界に行けるの?」
「三途の川は、あっちとこっちの境界だ。
そこを流れてる川がそう。だから、
あとは向こうの橋をわたるだけだ」
わたしは振り返ってもち太の指さす方をみた。
へー、すぐ近くじゃん。
わたしたちは、橋のほうに歩いていく。
それにしてもこの蝶々、ほんとにきれい。
あの羽の色どういう仕組みになってるのかな。
妖力とかいうやつの影響とか…?
あっというまに橋のところについた。
…なんか三途の川って、怖そうなイメージ
あったけど、ふつーの川だ。てか、水きれい!