72時間の恋人

「ちょ、ちょっと怖いっ! 降りるっ!!」

「えー? アヤでも平気だったぜ、こんなの」



しかし信号待ちで停まった隙に、ナツミは涙目になりながら速攻でチャリを降りてきた。



「……押して」

「え?」

「一緒に帰りたいんなら自転車押してっ!!」


< 17 / 43 >

この作品をシェア

pagetop