~ただ前へ~

「帰るね」

スカートについた砂を払って立ち上がろうとした。




「きゃっ」




裕也に腕をつかまれ、砂場に倒れこんでしまった。

おおいかぶさるように、裕也の顔が迫る。


「・・・・いや!」


裕也の顔を手で押さえる。





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