私の狼王子
王子の…仮面…?

『柚愛ちゃん…
王子の仮面って…?』

柚愛ちゃんは、悲しそうな顔をしてた。

「ごめん…
これ以上は、話せない。
どうしても、知りたいのなら、奏太に聞きな
さい。」

柚愛ちゃんが、あの後、ポツリと言った言葉…

「奏太も、あのルックスだからね…
苦労するのよ…」

確かに、あのルックスなら、モテモテだろう。

しかし、何が彼を縛っているのか。

何故、仮面を被るのか。

全く分からない。私が首を突っ込むこと

ではないのは、承知だ。でも…

「聞きたい…」


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