REINCARNATION〜永遠の果てに君を想う〜
「夏終わっちゃうねー」

「そうだね」

「最後の思い出にさ、海行こうよ!」

「行きません。」

「いこーよー!!お願い秋人!!!」

「はぁ、なんで海?」

「中学の時は出来なかったじゃん!遠出!」

「電車で40分は遠出とは言いません。
それに、なんで最後なんですか。」

「んー私さ、年の離れた弟がいるんだー。
すっごい可愛いんだよ!
陸斗っていうの。
それでね、弟は長くてあと半年なの。」

「・・・え?」

「でもー余命伸ばせるの。」

「どうゆうこと?」

「心臓移植すれば寿命を伸ばせるの。」

「もしかして・・・」

「私嬉しいんだ。適合者になれて」

「椿さん、ドナーになるには脳死の診断と、家族の同意と・・・まさか君が必死で勉強していたのは」

「秋人を超えなきゃ1位にならなきゃ医学は難しいからねっ!」

「半年・・・半年で不老不死の研究に結果をだす!そうすれば椿さんも陸斗くんも」

「秋人は優しいね。そうゆうところ大好きだよ。
でもね今の科学と医学じゃ無理だよ。
秋人言ってたよね、科学は奪うことも救うことも出来る。
両方出来るって知って私希望が見えた。
秋人の言葉で私陸斗を救えるって信じれた。」
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