REINCARNATION〜永遠の果てに君を想う〜
「今日、誘え!」

「無理に決まってんだろ!」

「本当チキンだな!昔からなんも、変わってねぇのな」

「うるせぇ!」

「チキーンチキーーンチキーン!あ、チキン連呼してたらチキン食いたくなった。」

「勝手に食えよ」

「なぁ陸斗、お前は全力で人生楽しめ!
じゃなきゃダメだ。
そうだろ?」

「・・・あぁ。そうだな。当たって砕けるか!」


ガシャーン

床にジョッキが転がりビールでびしゃびしゃになった。

そう。俺は砕け散った。
さかのぼる事5秒前。

「佐倉さん!好きです!付き合ってください!」

ガッシャーーーーン

「ごめんなさい!」

即答!?
ガーーーーーーン

「ごめんなさい!お客様!かかってませんか?」

「あっ大丈夫なんで」

え?あれ?
もしかして聞こえてなかった?
ってか佐倉さん!

「佐倉は怪我ないですか?」

「うん。大丈夫。またドジ踏んじゃった。」

くそ、可愛い。

「あ、あの!佐倉さん!元気出してください!
よかったらバイト終わったら俺おごりますから!」

「え。いいよ!いいよ!申し訳ないよ!」

「いや!全然申し訳なくないです!一緒にご飯食べたいです!」

あ、これじゃぁ好きなのもろバレじゃんか!
俺の馬鹿やろーーーーーーーー。

「そう言ってくれるなら、是非・・・・。」

「やったーーーーーーーー!」

「しー!!」

「あ、すいません。」
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