REINCARNATION〜永遠の果てに君を想う〜
「雅哉君は…彼をどう受け止めてるのかな」

「彼・・・か。俺は、こいつを陸斗だと信じてるよ。
あの手紙の意味はわからなかった。
でも、こいつが会いに来てくれた時、
俺は涙が止まらなくてよ。
あれからよく飲みに行くんだ。
そうしてるうちにさ、思ったんだよ。
こいつが陸斗の意思なら陸斗として
迎えてやるべきなんじゃないかなって。
まだ、付き合ってないんだろ?
こいつとはさ。
ボヤいてたぜ?
柚姫ちゃんに会いに行ったら急にフラれたってよ。」

「彼は、やっぱり陸斗じゃ」

「なぁ、俺らはさ、一回陸斗を失って
桜が何色だったのかもわからなくなってた。
起き上がるのも、飯食うのも、
何もかもが怠くてさ。
それがまた、色づき始めた。
動き始めた。
俺は、こいつを2度と失いたくないな。」
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