真実の花(仮)~花と光と奏でmelody2
だけど、それと同時に鳴り響いた音。
頭の中にあった映像を打ち消すように、突然鳴り出した音と声が私に警告する。
閉じ込めてしまえ
それが、経験したことがあるものだと感じて…震え出した身体。
一点を凝視して、それを静めるかのように私は自分の身体を抱きしめた。
腕に爪が食い込んで痛むけど、そんなの気にならない。
ただ、"怖い"という感情だけが私を襲ってくる。
その様子を見ていた先輩が私を抱きしめてきたけど…
優しく包み込むその行動にさえ震えは止まらなくて……
「紫音。大丈夫だから」
なぜか急激に押し寄せてきた拒絶の感情に、
『嫌っっ!!』
私はその腕を振り払ってしまった。
頭の中にあった映像を打ち消すように、突然鳴り出した音と声が私に警告する。
閉じ込めてしまえ
それが、経験したことがあるものだと感じて…震え出した身体。
一点を凝視して、それを静めるかのように私は自分の身体を抱きしめた。
腕に爪が食い込んで痛むけど、そんなの気にならない。
ただ、"怖い"という感情だけが私を襲ってくる。
その様子を見ていた先輩が私を抱きしめてきたけど…
優しく包み込むその行動にさえ震えは止まらなくて……
「紫音。大丈夫だから」
なぜか急激に押し寄せてきた拒絶の感情に、
『嫌っっ!!』
私はその腕を振り払ってしまった。