真実の花(仮)~花と光と奏でmelody2
1学期末テストの最終日だった今日、私は煌暉くんと一緒にモデルの仕事をするために某スタジオへ来ていた。
今年に入ってから月に二、三度程度の間隔で始めたことが、今じゃその回数も片手じゃ収まらないほどになっている。
その理由(ワケ)は、男性ファッション誌と女性ファッション誌のコラボ企画での新ブランドが、当初の予想よりも人気が出たことで、
元々ティーン向けだったデザインに、新たな世代を対象としたデザインが至急考案されたから。
それが早くも定着し始めたことが、私のモデルとしての仕事を増やしていた。
新たな世代として、20代前半向けのデザインには、それに相応しいモデルの起用があるかと思っていたのに……
年令よりも大人っぽい煌暉くんが、そのまま男性側のモデルを引き受けることになって……
私はその"おまけ"。
(一緒にいる時間が増えて嬉しかったのは…私だけだったのかな……)
ボヤけた頭で辿り着いたのは、私に用意してくれていた部屋で、
私は無意識のままにそのドアを開けて入り、それを閉めた。
左側の壁の全面に貼られた鏡へ近づくと、そこへ映った自分の顔へそっと触れる。
意外にも無表情な顔が、私を見つめ返していた。
今年に入ってから月に二、三度程度の間隔で始めたことが、今じゃその回数も片手じゃ収まらないほどになっている。
その理由(ワケ)は、男性ファッション誌と女性ファッション誌のコラボ企画での新ブランドが、当初の予想よりも人気が出たことで、
元々ティーン向けだったデザインに、新たな世代を対象としたデザインが至急考案されたから。
それが早くも定着し始めたことが、私のモデルとしての仕事を増やしていた。
新たな世代として、20代前半向けのデザインには、それに相応しいモデルの起用があるかと思っていたのに……
年令よりも大人っぽい煌暉くんが、そのまま男性側のモデルを引き受けることになって……
私はその"おまけ"。
(一緒にいる時間が増えて嬉しかったのは…私だけだったのかな……)
ボヤけた頭で辿り着いたのは、私に用意してくれていた部屋で、
私は無意識のままにそのドアを開けて入り、それを閉めた。
左側の壁の全面に貼られた鏡へ近づくと、そこへ映った自分の顔へそっと触れる。
意外にも無表情な顔が、私を見つめ返していた。