ちょっと聞いてよ、桐島くん!
きりしまくん、その3
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朝、登校し、玄関で上履きを出していると
「先輩、おはようございます」
「ん、おはよう桐島くん。朝練お疲れさま」
「ありがとうございます」
下駄箱を開けると、手紙が入っていた。
真っ白い封筒に入れられて。
「先輩?どうかしました?」
「うんん、なんでもない行こっか」
私は手紙を桐島くんに見られないように鞄にしまった。
桐島くんとは階段で別れ、鞄にしまった手紙を確認することにした。
〔調子乗っている、貴方 昼休みに体育館に来なさい。〕
調子のってねーし・・・てか、体育館裏じゃなくて体育館かよ
めんどくさいなーなんて思いながら教室に入った。