年下美少年に好かれました

蒼汰の帰りのバスがきたため
別れの時間になった。

名残惜しそうに
手を握っている蒼汰に
早く乗らないと行っちゃうよ、と
手を振りほどく咲良。

本当はもっと一緒にいたかったけど
そうでもしないと
離れられなくなりそうで。

バスに乗った蒼汰を見送ってから
咲良の帰るバスがきた。

バスの中でLINEする。

今日は楽しかったね。
好きになってくれて、ありがとう。
付きあおうって言ってくれて
ありがとう。

< 44 / 45 >

この作品をシェア

pagetop