ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】








私が急いで斉藤はるかを追いかけると、あいつは橋の上を歩いていた。私が走り寄ると、私の気配に気がついて振り返った。






「なに?」

「え?・・・・あ、あの今日は助けてくれてありがとう」



斉藤はるかからこんなに冷たい表情を向けられたのは初めてのことだった。視線が絡み合うのも怖い。私はあいつの目を見られなかった。







「いったいなにしてんだよ、ふざけんじゃねーよ!!!」





絞り出すような低い声で、怒鳴られる。

私は肩がビクッとなり、驚いて涙が出てしまいそうだった。








「もう二度とこういうことするな!!!」



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