ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】






女教師は教室の外で扉に寄りかかっていた。扉は開いていたのできっと俺達の話し声は丸聞こえ。








「斉藤くん・・・・おめでとう」


「盗み聞きしてたんだ?」


「教師として知っておくべきでしょ」


「何でずっと俯いてんだよ」


「別に・・・・私、職員室に行って報告してくる」


「おい」










それからその女は早歩きで廊下を進み、角を曲がって視界から消えた。するとドタドタと走り去る音が聞こえる。










なに逃げてんだよ・・・・





俺は当然、その女を追いかけた。






< 161 / 310 >

この作品をシェア

pagetop