ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
ーーーーガラッ
「きゃっ!」
すると、いきなり扉が開き、中に昨日知り合った読者モデルが入ってきた。そういえばここは1年の教室だった。
「び、びっくりした~。誰もいないと思って、・・・・あ、すみませんいきなり大声だして」
「いや、こっちこそ驚かせてごめんね。・・・・早野さんも忘れ物を取りに来たの?」
女教師がそのモデルの名前を知っているので、きっと1年のこの教室の英語の授業も教えているんだろう。
「はい。机の中に携帯忘れちゃって・・・・あ、やっぱりここにあった」
モデルは自分の机の中に手を突っ込んで、携帯を取り出して見せた。そして俺に視線を向けた。
「はるか先輩は・・・・何でここに?」
そのモデルは女教師と俺が、1年の教室で二人きりでいることに疑問を持っているみたいだ。俺は適当に話を合わせた。