ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
「なんだと、てめぇーーーふざけんじゃねーよ!」
切れやすい上田がそう大声をあげて、床に置いていたバスケットボールを拾ってその女教師へ向かって投げた。
しかし、そのボールは一人の男によって止められた。
「俺の女に何してくれてんだ」
いきなり現れたその男は女教師を狙ったボールを片手で払いのけた。
そして、その黒のスーツを着た謎の男は、更に謎なことに大きな薔薇の花束を持っていた。
「・・・え、、、旬?!」
「なつこ先生♪」
「先生って、呼び方変なの」
「変じゃないね、エロい」
「もう、ばか!」
・・・いちゃついてんじょねーよ。
まず、この女こんな顔して笑ったり、照れたり出来るんだな。教室ではポーカーフェイスのくせして。
そして、この男の服とか髪型を見るとまるでホストだ。教師のくせにホストと付き合ってるわけ?